小さな町のクリスマスマーケット~ゲンゲンバッハ


毎年、11月終わりから冬休み前は航空券の価格もお手ごろな値段になっています。
今年の冬は大手旅行会社のツアーでは回らないような小さな町の特色あるクリスマスマーケットを訪れてみるのはいかがでしょうか。


ゲンゲンバッハのクリスマスマーケット
「市庁舎全体がアドベントカレンダー!」



今回ご紹介する町はゲンゲンバッハ。
ドイツ南西部バーデンヴュッテンベルク州シュヴァルツヴァルト(黒い森)地方に位置するバーデンワイン街道沿いにあります。

木組みの家が建ち並ぶ石畳が迷路のように入り組むゲンゲンバッハは「バーデン地方のニース」「ロマンチックな宝石のような街」と称されています。

この町のクリスマスマーケットを有名にしているのが「世界最大のアドベントカレンダー」です。

「アドベント」とはイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、クリスマス前のおよそ4週間のことです。
この期間、ドイツ各地でクリスマスマーケットが開催されます。

「アドベントカレンダー」とはアドベント期間にクリスマスを待ちわびながらカウントダウンするためのカレンダーです。
様々なデザインがありますが、大抵は12月1日~24日まで24の窓があり、その窓を毎日1つずつ開けていき、最後の窓が開け終わると12月24日を迎えるというものです。

子供向けのアドベントカレンダーは袋やボックス式になっていて、中に小さなお菓子やおもちゃなどが入っています。毎朝わくわくしながらアドベントカレンダーの窓を開くのが、ドイツの子供たちのクリスマスシーズンの楽しみです。

さて、ゲンゲンバッハの「世界最大のアドベントカレンダー」ですが、それは街の中心地、マルクト広場に堂々と建つ市庁舎そのものです。市庁舎の建物は、ロココ様式と初期古典様式の要素を兼ね備えた壮麗な建造物で、その市庁舎の窓を利用して、大きな美しいアドベントカレンダーになっています。
新しい絵がお目見えするのは18時からで、その時間になると毎日ひとつずつ市庁舎の窓が開き、その年のテーマの絵を見ることができます。市庁舎前には特設ステージが設けられ、ステージ上で子供たちによる寸劇も繰り広げられます。

毎年絵柄が変わり、過去にはマルク・シャガールの作品や、「長靴下のピッピ」「ジム・ボタンの冒険」の挿絵なども登場しました。

ゲンゲンバッハの旧市街は1時間もあれば歩いて回れるほどの規模の小さな町なので、旧市街のクリスマスマーケットは市庁舎前の広場だけですが、地域特産の果実蒸留酒やジャム、生ハムにチーズなど、おいしいものがたくさん屋台に並びます。

昼間のマーケット散策も楽しいですが、夜になると塔や家がライトアップされて一層美しく幻想的な風景になります。
今年は皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。


大手のツアーでは回らないような小さい街のクリスマスマーケットはお勧めです。
専用車の手配もできますので、ご希望に合わせたオリジナルツアーを楽しめます。

ご興味のございます方はぜひ、ドイツエクスプレスまでお気軽にお問い合わせくださいね。







 








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