グリム童話『ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)』といえば、誰でも一度は小さい頃に絵本で読んだことがあるのではないでしょうか。グリム童話の中でももっとも有名な童話のひとつですね。
ドイツの作曲家、エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)はこの童話をオペラにしました。フンパーディンクはワーグナーのオペラ「パルジファル」の助手として作曲の一部を手伝ったことでも知られています。作曲はエンゲルベルトですが、オペラの台本は妹が書いています。1893年12月23日にワイマールにて初演されました。
「ヘンゼルとグレーテル」はドイツ語圏では人気が高いオペラで、毎年クリスマスの時期に各地のオペラ劇場で上演されます。内容が分かりやすく、音楽も親しみやすいのでドイツ語がわからなくても十分に楽しむことができます。お菓子の家や魔法使いなど、メルヘンの世界が舞台上に広がります♪
私もこのオペラが大好きで日本での上演も見に行ってしまうほどです。
そんなオペラがドイツで見られるなんて素敵ですね。
今年の冬は、皆様もドイツのクリスマスマーケットと「ヘンゼルとグレーテル」のオペラ鑑賞でドイツのクリスマスを存分に堪能してみませんか。
2018年フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」ドイツ各地の公演日
★ゼンパーオペラ(ドレスデン)
公演日:12月15日(土)、12月21日(金)、12月26日(水)
★ベルリン国立歌劇場(ベルリン)
公演日:12月14日(金)、12月18日(火)、12月21日(金)、12月22日(土)、12月27日(木)、12月29日(土)
★バイエルン州立歌劇場(ミュンヘン)
公演日: 12月4日(火)、12月8日(土)、12月9日(日)、12月16日(日)
★フランクフルト歌劇場(フランクフルト)
公演日:12月7日(金)、12月9日(日)、12月13日(木)、12月22日(土)、12月30日(日)
★ドイツ・オペラ・アム・ライン(デュッセルドルフ / デュイスブルク)
<デュッセルドルフ> 公演日:12月8日(土)、12月20日(木)、12月23日(日)、12月25日(火)、12月29日(土)
<デュイスブルク> 公演日:12月14日(金)、12月18日(火)、12月19日(水)
劇場によっては、クリスマスの季節に人気のバレエ「くるみ割り人形」も観賞できます。
ご興味のございます方はお気軽にお問い合わせくださいね。