多くの人は他国から移住してきた人ですが、ドイツ東部には古くから独自の文化を持ったソルブ人という少数民族が存在します。
彼らはゲルマン系の民族ではなくスラブ系のルーツを持ちますが、ナチスドイツ時代に迫害を逃れたおかげで、伝統的な文化が今もなお生活の中で見られます。
ベルリンから南、チェコ、ポーランドとの国境あたりが彼らの生活圏。
その中で、バウツェン(Bautzen)という町ではソルブ料理を提供してくれるレストランがあります。
その料理の一つが写真で見られるもの。
牡牛肉の西洋わさびソース和えというものです。
ジャガイモと温野菜も添えて。
この料理は結婚式などのお祝いのときに食べられるそう。
味はほかのドイツ料理に比べると(はるかに)淡白であっさりしていますよ。