円安も少しずつ収まり、夏のピーク時に比べるとユーロが下がりました。コロナ以前に比べると現時点ではまだまだ高い水準ですが、来年の夏頃には更に下がって、ヨーロッパ旅行のハードルが下がっていて欲しいものです。
オーストリア・チロル地方のエルルにて「キリスト受難劇」公演(6年に1度の開催)
オーストリアのエルル(Erl)は、周囲をアルプスの山々や牧草地に囲まれたチロル地方の小さな村。6年に1度キリスト受難劇で世界的に有名です。ドイツ・オーバーアマガウの受難劇に比べると規模は小さいものの、歴史は30年ほど古く、1613年から上演されています。受難劇は当時の度重なる戦災や病気・ペストによる被害の中で、神のご加護への感謝と祈りの表明として広くアルプス地方で始められました。エルルの人々は400年にもわたり受難劇を通して、平和への祈りを受け継いできました。
1958年には1500席の専用劇場が完成。舞台にはウィーンのブルク劇場舞台デザイナーが考案した、ゴルゴダの丘へのつづら折りの道がセットされています。人口わずか1450人の村人のうち約500人が参加。3歳くらいの小さな子から80代のおじいちゃんまで村人あげての上演です。来年2025年は5月25日~10月4日に公演がございます。
♪ 2025年の公演スケジュール ♪ 開演:13時~(約3時間)
<5月>25日(日)※プレミア公演、31日(土)
<6月>1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)
<7月>5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)
<8月>2日(土)、9日(土)、23日(土)、30日(土)
<9月>6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
<10月>4日(土)
オーストリア・チロル地方のエルルについて
エルルはドイツとオーストリアの国境を流れる美しいイン川のそばにあります。イン川はスイスのエンガディン地方のアルプスを水源とする川。スイスのサンモリッツ湖、オーストリアのインスブルックの街を抜け、エルル付近を流れてから、北東に進みドイツのパッサウでドナウ河に注ぎます。
ミュンヘン、ザルツブルク、インスブルックのどの街からも距離としては90kmほど、送迎車で1時間強で到着します。アルプスの麓の風光明媚な地方ですので、受難劇前後の観光もおすすめです。2025年のご旅行に観劇はいかがでしょうか。
エルルの「キリスト受難劇」鑑賞ツアーのご案内
ドイツエクスプレスでは、ミュンヘン連泊プランのモデルツアーをご用意いたしました。弊社ではお客様のご希望に合わせてオリジナルツアーをご提案しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
<2025年5月~10月>6年に1度の開催!エルル「キリスト受難劇」ミュンヘン連泊プラン♪現地5日間
※少し先ではありますが、南ドイツのオーバーアマガウで10年に1度開催されます「キリスト受難劇(パッションプレイ)」は、次回は2030年の公演を予定しています。