ドイツの復活祭


皆さま、今年のクリスマスはどのように過ごされましたでしょうか。
ドイツのクリスマスマーケットを訪れるツアーは毎年大人気なのですが、そのクリスマスマーケットも一部の都市を除いて終わりました。

日本では、クリスマスが終わると大晦日&お正月に向けて、一気に「和」の雰囲気に変わりますが、ドイツではクリスマスマーケット終了後も、街にはクリスマスのデコレーションがそのまま残され、クリスマス前とは一味違う穏やかな美しさを楽しむことができます。

ドイツのキリスト教関連のビッグイベントと言えば、次は春のイースターです。イースターはキリスト教においてはクリスマスと並ぶ最も重要な祭事とされています。

クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うものですが、イースターは十字架にかけられたイエス・キリストが、死後3日目に復活したことを記念してお祝いをします。

イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められているため、毎年祝日の日程が変わります。4月初めのイメージが強いイースターですが、
2019年の復活祭(イースター)はちょっと遅くて4月21日です!

イースター関連の一連の祝日はイエス・キリストが十字架にかけられて処刑された日とされる「聖金曜日(Karfreitag/カーフライターク)」に始まります。その後、「聖土曜日
(Karsamstag/カーザムスターク)」「復活祭(Ostersonntag/オースターゾンターク)」「復活祭後の月曜日(Ostermontag/オースターモンターク)」まで、全部で4日間ほど続きます。

復活祭(イースターの日曜日)の朝は、家族総出の卵探しから始まります。前夜にOsterhase/オースターハーゼ(イースターのうさぎ)が家の中や庭に隠したとされる卵を探します。カラフルに彩られた卵、そしてお菓子や小さなおもちゃなども一緒に隠されていて、子供たちは大はしゃぎ。あちこちから子供たちの可愛い声が聞こえて来ます。

卵探しを終えたら、家族揃って食事の時間。肉料理、卵料理、卵やバターをたっぷり使ったケーキやパンなど、豪華なメニューが並びます。おしゃべりをしながらワイワイ楽しく、長い時間をかけて食事を楽しみます。その後は家族みんなでゆったりと過ごします。クリスマス同様、復活祭は家族で過ごす大切な日となっています。

復活祭翌日はイースターの月曜日(Ostermontag/オースターモンターク)。この日は家族でおしゃべりしながら散歩をして過ごすことが多いそうです。

イースターの連休はなんだかゆったりとしていますね。
この時期に旅行が重なるとお店やスーパーが閉まっていて少し不便な思いをするかもしれませんが、ゆったりと町歩きを楽しみ、この時期ならではの雰囲気を感じることができます。

ドイツに春の到来を知らせるイースター!(2019年の復活祭は春本番ですが・・・)
草木が芽吹き、花が咲き乱れ、キラキラと光が差して街全体が輝く季節。
おすすめの旅行シーズンです。
 







ドイツエクスプレス
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