聖ニコラウスのプレゼント


ドイツでは、12月24日以外にも、クリスマスプレゼントをもらえる日があります。
それは、12月6日の聖ニコラウスの日

聖ニコラウスとは、4世紀頃に実在した人物で、サンタクロースの起源となった人物と言われています。
とても慈悲深い司祭で、貧しい人々を援助し、人々から厚く信頼されていたそうです。
ある時、貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなる家族の存在を知ったニコラウスは、真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れました。このとき暖炉には靴下が下げられており、金貨はその靴下の中に入ったのです。この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた、という逸話が残されています。

そんな逸話が起源となり、12月6日の聖ニコラウスの前日に、ナッツやリンゴ、オレンジなどを靴下や靴の中に入れれてもらうという習慣が始まりました。

聖ニコラウスの前日、子供たちは、自分のブーツをピカピカに磨いて、玄関やベッドの脇に置きます。そうすると子供たちが寝ている間に聖ニコラウスがやって来て、1年良い子にしていたご褒美に、お菓子などのプレゼントをもらえるのです。


幼稚園などでも、聖ニコラスの日が近づくと、ブーツを持参して、皆で一緒に磨いて並べます♪



中にはちょっとしたお菓子が♪
昔は、ナッツやりんご、みかんを入れていたそうですが、今ではチョコレートなどのお菓子やおもちゃを入れるのが一般的になっています。

クリスマスプレゼントを2回もプレゼントがもらえるなんて羨ましいですね。


徐々にクリスマスモードに突入するドイツ。まだまだ間に合います!
ドイツの本場のクリスマスを訪れてみませんか。

ドイツで過ごす☆伝統のクリスマス

 











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