ドイツ中部にあるアイスレーベン(Eisleben)とヴィッテンベルク(Wittenberg)。
共にマーティン・ルター(Martin Luther)関係のものとして世界遺産に登録されている遺産があります。
アイスレーベンは彼が生まれ、そして最期を迎えた町。
生まれた家、無くなった家が世界遺産に登録されています。
(↑生家)
(↑亡くなった家)
一方ヴィッテンベルクはルターが「95か条の論題」が提示された町で、この論題が扉に張られた教会などが遺産に登録されました。
「95か条の論題」とは当時カトリック教会が販売していた免罪符(買えば罪が軽くなるとされた)に対して異議を申し立てたもの。
この論題が宗教改革の出発点とされています。
(↓95か条の論題が張られた扉)
2つの都市を回るとルターに関する資料を数多く見ることができ、いかに苦労した人物であり、またいかにエネルギッシュな人物だったかということが分かります。
ドイツの歴史を語る上で最も重要な人物の一人とされている、ルターの遺産から何か学ぶことが出来るかもしれません。