ザールラント州(Saarland)。フランスとの国境に面するこの場所はフランスと取り合いになった過去があります。
ほんの小さな州なのになぜでしょう?それはこの地に豊富な炭鉱があったためです。
実は旧西ドイツでは一番最後に住民投票の結果、ドイツ入りした場所(1957年)。
そんなザールラント州にあるフェルクリンゲン(Völklingen)は炭鉱をバックに製鉄業で栄えた町。
約1世紀に渡り、1986年まで稼働していた製鉄所はヨーロッパでも最大級のもの。
その規模、一貫性のある機能であったことが世界遺産登録の基準になりました。
なんと産業遺産としての登録は世界初のものだったそうです(1994年)。
今では広大な工場跡を見学することが出来ます。製鉄の過程を学んだり、建物の中を冒険できるのは何だかワクワクできます♪
産業遺産だからといって、なめてかかると嬉しい驚きがありますよ(笑)