ドイツ旅行・ツアーのトリビア 【ドイツの世界遺産 ヴィース編】


 
ロマンチック街道の終点と言えばなんと言っても世界遺産・ノイシュヴァンシュタイン城ですが、その少し手前の町シュタインガーデンから街道を外れて5キロの場所にも素晴らしい世界遺産が存在します。


牛や馬に迎えられながらなだらかな丘状の牧場を登っていくと、素朴で可愛らしい建物が。
これが世界遺産であるヴィース巡礼教会です。


外観は簡素な教会に見えますが、驚くべきはその内装です。



ヴィース巡礼教会の壮麗さを作り上げるこのロココ様式。
白と金が基調となった女性的で耽美な建築は、思わず息を飲んでしまいます。



ヴィースを有名たらしめたのは、18世紀の「涙の奇跡」という出来事です。
当時あまりの悲惨さに用いられなくなり、修道院の屋根裏に放置されていた「鞭打たれるキリスト像」
ある農婦がそれを譲り受け、熱心な崇拝を捧げます。
するとある日、キリスト像の顔に涙と見られるいくつかのしずくが確認されたのです。

この「涙の奇跡」は瞬く間に信徒の間に広まり、今日のヴィース教会が建築されることになりました。



「鞭打たれるキリスト像」は現在でも教会の祭壇に安置されており、200年以上経った今でも多くの巡礼者がこの場所を訪れています。
キリスト教に関心がある方も、もちろんそうではない方も、写真だけでは伝わらないヴィース巡礼教会の美しさは一見の価値ありです!

ノイシュヴァンシュタイン城とともにヴィース巡礼教会を楽しめるツアーはこちら








ドイツエクスプレス
ドイツエクスプレス

  • ヴィース巡礼教会
  • ロマンチック街道
  • ドイツ