ドイツエクスプレスでは毎年たくさんの音楽祭のツアーをご案内しておりますが、今年初めて『テューリンゲン・バッハ週間』ツアーを企画いたしました。
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バッハ音楽祭といえば、ライプツィヒで毎年6月に開催される『ライプツィヒ・バッハ音楽祭』も有名で、コロナ前は毎年お客様をご案内しておりましたが、こちらは6月開催なので、行きたくても休暇が取りにくくて断念というお声が多くありました。
今回の『テューリンゲン・バッハ週間』は開催期間が2023年3月31日~4月23日で、春休みに合わせて旅程を組むことが充分可能です!加えて、来年のイースター(復活祭)は4月9日(日)で、7日~10日までイースターの休日になります。ドイツのイースターも体験でき、魅力あふれるツアーとなっております。
また今回は、ツアー名に「バッハを深掘り!」とありますように、ワイマールにお住まいで、中部ドイツ・バロック音楽を専門に研究されていらっしゃる日本人の学者の方がガイドを務めてくださいます。バッハの音楽作品のみならず、音楽家としてのバッハの人生を掘り下げて知ることのできるまたとない一押しツアーとなっております。
ドイツエクスプレスでは以下のようなテューリンゲン・バッハ週間モデルツアーを3つほどご用意いたしました。モデルツアー内の各コンサートの演奏者、演奏曲目、詳細説明につきましては、ホームページに掲載しておりますので、ご覧くださいませ。以下はモデルプランとなっておりますので、鑑賞されたいコンサートのみを選択したり、また長期間滞在して、よりたくさんのコンサートを楽しむこともできます。
ドイツエクスプレスでは延泊・前泊も含め、お客様のご希望に合わせてオリジナルツアーをお作りいたします。ご興味のございます方は、お気軽にドイツエクスプレスにお問い合わせくださいませ。
➀『オープニングコンサート・ヨハネ受難曲』鑑賞♪現地6日間
2023年3月30日(木)~4月4日(火)
ライプツィヒ2泊、アイゼナハ3泊のプランです。
観光地:ライプツィヒ、アイゼナハ、ワイマール、オーアドルフ、アルンシュタット
バッハ週間コンサート鑑賞:4月1日、4月2日の合計2回
②ドイツのイースター&音楽文化丸ごと体験!『マタイ受難曲』鑑賞♪現地7日間
2023年4月5日(水)~4月11日(火)★ドイツのイースター★
ライプツィヒ2泊、ワイマール3泊、フランクフルト1泊のプランです。
観光地:ライプツィヒ、ワイマール、アイゼナハ、アルンシュタット、マイニンゲン、フランクフルト
バッハ週間コンサート鑑賞:4月7日、4月8日、4月9日の合計3回
③古楽と現代の融合♪現地6日間
2023年4月13日(木)~4月18日(火)
ライプツィヒ2泊、エアフルト3泊のプランです。
観光地:ライプツィヒ、エアフルト、ドルンハイム、アルンシュタット、ワイマール
バッハ週間コンサート鑑賞:4月15日(2回)、4月16日の合計3回
《テューリンゲンについて》
「テューリンゲン」はどこにあるのでしょうか。ドイツ語では「Thüringen」と表記します。「h」は読まないのでカタカナ表記は「テューリンゲン」となります。これは都市の名前ではなく、ドイツの16連邦州のうちのひとつです。なので、テューリンゲン州ですね。ドイツ外務省のHPでは「ドイツの緑の心臓」と呼ばれていると説明されています。
ミュンヘンがあるバイエルン州、ライプツィヒやドレスデンがあるザクセン州あたりは有名ですが、テューリンゲン州もそのような「州」です。場所はドイツの中央部分、旧東ドイツ側ですので、中央からやや東側です。以下の地図の薄黄色の部分です。州都は「Erfurt(エアフルト)」です。
また食の話では…テューリンゲン地方発祥のソーセージ、「テューリンガーヴルスト」が有名です。現在ではドイツ各地で味わうことができますが、テューリンゲン州を訪れた際には、是非お試しください。
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《バッハの人生とテューリンゲン州&観光案内》
☆エアフルト☆
テューリンゲンの州都。バッハ家代々の音楽家たちゆかりの地です。バッハの両親が結婚式を挙げた街でもあります。ドイツの文豪ゲーテとナポレオンが1808年にこの地で会ったことでも有名です。
エアフルトにはかつての繁栄を窺い知ることのできる豪華な建物が数多くあります。市庁舎のあるフィッシュマルクトは特に美しい装飾の建物が並びます。「クレーマー橋」は橋の両側に木組みの家やショップが並ぶ美しい橋で、こちらも是非訪れたい観光スポットです。
☆アイゼナハ☆
ヨハン・セバスチャン・バッハ(J.S.バッハ)は1685年に宮廷楽士の子としてアイゼナハで生まれました。両親を10歳で亡くすまでこの地で暮らしました。音楽一家が暮らした「バッハの家」は必見です。
若き日のルターもこの地で過ごしました。学生時代のルターが住んだ「ルターの家」もあります。中世の城「ヴァルトブルク城」ではルターが新約聖書をドイツ語に訳した小部屋や、リヒャルト・ワーグナーの「タンホイザー」の歌合戦のシーンが壁に描かれた「歌合戦の間」を見ることができます。ヴァルトブルク城はドイツで唯一世界遺産に登録されているお城です。
☆バッハの軌跡を辿る小さな町☆
若き日のルターもこの地で過ごしました。学生時代のルターが住んだ「ルターの家」もあります。中世の城「ヴァルトブルク城」ではルターが新約聖書をドイツ語に訳した小部屋や、リヒャルト・ワーグナーの「タンホイザー」の歌合戦のシーンが壁に描かれた「歌合戦の間」を見ることができます。ヴァルトブルク城はドイツで唯一世界遺産に登録されているお城です。
☆バッハの軌跡を辿る小さな町☆
オーアドルフ...両親を失ったバッハは、オーアドルフでオルガニストをしていたヨハン・クリストフ・バッハに引き取られ、アイゼナハからオーアドルフに移り住みます。10歳~15歳までをこの地で過ごします。
アルンシュタット...バッハが18歳から22歳までを過ごし、新教会(現バッハ教会)でオルガン奏者としてはじめて職を得ました。
ミュールハウゼン...アルンシュタットのオルガン奏者だったバッハは22歳の時にミュールハウゼンから好待遇で迎えられ、聖ブラジウス教会のオルガニストに就任します。ここでカンタータの創作を開始します。
ドルンハイム...バッハが結婚式を挙げた聖バルトロメオ教会があります。
☆ワイマール(ヴァイマール)☆
バッハはミュールハウゼンの仕事を辞職したのち、ワイマールにて宮廷礼拝堂のオルガニストとして腕を磨きます。バッハがワイマール領主ヴィルヘルム・エルンスト候に仕えていた時の「赤い城」と呼ばれる宮殿にはバッハの胸像があります。
バッハ以外にも文豪ゲーテや音楽家リストなどもワイマールで生涯の大半を過ごし、シラー、ドイツのルネサンス期を代表する画家、クラーナハが愛した街でもあります。また近代デザインの礎となるバウハウス学校発祥の地でもあり、ドイツ文化や文学史を語る上で欠かせない屈指の文化都市です。
観光スポットで有名なのは、国民劇場前のゲーテとシラーの像。その他「ゲーテの家」「ゲーテの山荘」「シラーの家」「リストの家」「バウハウス博物館(世界遺産)」「ゲーテとシラーが眠る大公家の墓所」などドイツ文化に興味をお持ちの方には必ず訪れて欲しい都市です。
10月には「玉ねぎ祭り」が開催されます。玉ねぎ飾りに玉ねぎケーキ(ケーキというより、キッシュのようなもの)が出回ります。その季節の訪問も面白いかもしれませんね。
バッハの人生に話を戻しますと…32歳のバッハはワイマールからケーテンに移り住み、宮廷楽長を務めました。30代のほとんどをケーテンで過ごし、生涯をこの街で過ごすことを考えたほど充実した生活を送りました。妻マリアを亡くし、アンナと再婚したのもケーテンでした。そして、バッハはトーマス教会のカントール(音楽監督)への就任を機に、ライプツィヒ(ザクセン州)に移り住み、後半生を過ごしました。
来年の春休みのドイツ旅行はドイツのイースター&バッハの音楽やゆかりの地めぐりはいかがでしょうか。
ドイツエクスプレスでは同じイースターの時期にバーデン・バーデン祝祭劇場で開催される「イースター音楽祭」ツアーもご用意しております。こちらはベルリンフィルファンの方におすすめです。もしよろしければ、ホームページをご覧ください。
☆ワイマール(ヴァイマール)☆
バッハはミュールハウゼンの仕事を辞職したのち、ワイマールにて宮廷礼拝堂のオルガニストとして腕を磨きます。バッハがワイマール領主ヴィルヘルム・エルンスト候に仕えていた時の「赤い城」と呼ばれる宮殿にはバッハの胸像があります。
バッハ以外にも文豪ゲーテや音楽家リストなどもワイマールで生涯の大半を過ごし、シラー、ドイツのルネサンス期を代表する画家、クラーナハが愛した街でもあります。また近代デザインの礎となるバウハウス学校発祥の地でもあり、ドイツ文化や文学史を語る上で欠かせない屈指の文化都市です。
観光スポットで有名なのは、国民劇場前のゲーテとシラーの像。その他「ゲーテの家」「ゲーテの山荘」「シラーの家」「リストの家」「バウハウス博物館(世界遺産)」「ゲーテとシラーが眠る大公家の墓所」などドイツ文化に興味をお持ちの方には必ず訪れて欲しい都市です。
10月には「玉ねぎ祭り」が開催されます。玉ねぎ飾りに玉ねぎケーキ(ケーキというより、キッシュのようなもの)が出回ります。その季節の訪問も面白いかもしれませんね。
バッハの人生に話を戻しますと…32歳のバッハはワイマールからケーテンに移り住み、宮廷楽長を務めました。30代のほとんどをケーテンで過ごし、生涯をこの街で過ごすことを考えたほど充実した生活を送りました。妻マリアを亡くし、アンナと再婚したのもケーテンでした。そして、バッハはトーマス教会のカントール(音楽監督)への就任を機に、ライプツィヒ(ザクセン州)に移り住み、後半生を過ごしました。
来年の春休みのドイツ旅行はドイツのイースター&バッハの音楽やゆかりの地めぐりはいかがでしょうか。
ドイツエクスプレスでは同じイースターの時期にバーデン・バーデン祝祭劇場で開催される「イースター音楽祭」ツアーもご用意しております。こちらはベルリンフィルファンの方におすすめです。もしよろしければ、ホームページをご覧ください。