ドイツ東部 憂愁の旅


前回、南ドイツを中心に個人旅行を段取りいただき、快適な一人旅をエンジョイしてきましたが、
今回はドイツ東部に的を絞り、ライプツィッヒに一週間滞在して美しい都市を堪能して参りました。
ご手配いただいた日程は67歳という私の年齢からしてもハード過ぎずイージー過ぎずで、とても有意義な体験となりました。 
また、ホテルも華美過ぎず、かといって朝食や部屋のしつらえは十分満足がいくように選定していただき、
情報をよくキャッチされた上での手配をしていただいたと感謝申し上げます。

旅のスタートは8月4日のGöttingenからで、約4週間のドイツ語学習のために初めて訪れた町での最初の宿を駅のすぐ近くに確保いただきました。

◆初めての訪問者にも優しく話しかけてくれるようなDB Göttingen駅


週末に訪れたHannoverでは、旧市庁舎の美しい庭園にこの世のものとは思えぬ感覚を覚えた。

◆Hannover 旧市庁舎の美しい庭園


↓公園の橋の上に飾られた訪問者カップルのおまじないで、カギとカギを重ねてつけると一緒になれるということらしい。



次の週末は、今回の旅行で楽しみの一つだったHamelnへ。
例の笛吹男の故事で有名であり、世界中からの観光客で賑わっていた。




8月29日の語学Sommerkurs最終日、先生やクラスメートとの別離を惜しみながら私は単身Leipzigへ。 
日本では旧西の情報に比べて旧東の情報が少なく、言語・文化を初めとしてまだ見ぬ東地区への興味に駆られての旅であった。 

Leipzigは正に大都会、駅の壮大な造りと広大な広場に圧倒されたが、私の興味はなぜか動物園(笑)。 
水族館も有する強大なもので、一日童心に返った。

◆まるで、ジュラシック・パーク!


◆まるでジャングルクルーズ!



翌日から、一日一都市ずつ、Leipzigから日帰りで東地区めぐり。

まずは、いの一番に出かけたのがDresden、大戦での壊滅的な破壊損傷を乗り越えて復旧された本当に美しい町。
あのエルベ川を眺めつつしばし感傷に浸った。

◆エルベ川から見た遥か東方の眺め


◆ツヴィンガー宮殿内の像


次に、Weimar。 
わずか15年間とは言え、当時世界で最も民主的な憲法を有した同名共和国の栄華を偲びながら、
ゲーテとシラーの親交の場としても知られる町を散策。
近隣のJenaにも足を延ばした。
ここではレンズ開発の大家であるKarl Zeiss博物館へ。

◆ゲーテとシラーの記念碑


◆美しい公園


次の日はJena。
この町はシラー、ゲーテ、フィヒテ、ヘーゲル等が活躍した地であるが、
私の興味は世界的な光学機械メーカーであるカール・ツァイス社の光学博物館。
あらゆるレンズ類の発展の様子を勉強できた。

◆カール・ツァイス博物館


◆ついでに植物園にも行ってきた


そして是非と推薦いただいたWittenberg、ルターが宗教改革の口火を切った町。
小さな町だが、そこで訪ねたルター博物館ではルター直筆の書物にしばし感激した。

◆美しい町の花飾り


◆ルター博物館


旅の最後はPotsdamでサンスーシ宮殿とポツダム会談の舞台を見学しようとしたが、月曜日は休館と知り、急遽Berlinに変更。
初めて訪れたBerlinであったが、9月に入ったばかりなのに最高気温が14℃という信じられないくらいの寒さ。
止む無く、観光バスで垣間見ただけに終わったが、ベルリンの壁や検問所跡を見るとしばし黙祷。

◆チェックポイント・チャーリー


◆有名な“菩提樹の下”


以上、東地区を約一週間かけてゆっくり巡りました。
特にご紹介いただいたWittenbergでルターの業績を目のあたりにすることができたことは望外の喜びでした。
次は北部をゆっくりと回ってみたと思います。
ありがとうございました。

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前回の南ドイツのご旅行記に続き、今回も素敵なご旅行記をありがとうございます。
*前回のご旅行記はこちらです→http://www.german-ex.com/travelbook/item/480.html

ドイツ語短期留学(ご自身で手配)を終えられた後のご旅行手配をさせていただきました。
ライプツィヒを拠点にするといろいろな魅力的な都市へ日帰り観光できますね。














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ドイツエクスプレス
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