ミュージカル「ルートヴィヒ2世」フュッセン祝祭劇場にて


ドイツで一番人気の観光地といえば、ロマンチック街道の終着点、フュッセンにあるノイシュヴァンシュタイン城ではないでしょうか。そのお城を建設したのがバイエルン国王「ルートヴィヒ2世」です。

1845年、バイエルンを治めるヴィッテルスバッハ家の皇太子マクシミリアンの嫡男として、ミュンヘン郊外の夏の離宮、ニンフェンブルク城にて誕生しました。幼少期はノイシュヴァンシュタイン城の隣にあるホーエンシュヴァンガウ城で多感な幼少期を過ごし、壁画に描かれた騎士道物語に強く影響を受けながら育ちました。

1864年、父親のマクシミリアン2世が逝去し、わずか18歳でバイエルン王位を継ぐこととなりました。
若きルートヴィヒ2世は美貌に恵まれ、美しい青年王として国民に熱狂的に迎えられました。

しかしすでに18歳で王位を継いだ時から後世に伝わる常軌を逸した行動は始まっていました。

ワーグナーのオペラ「ローエングリン」を観賞して以来、傾倒していたワーグナーを招いて多額の給与を与え、その作品を上演するための劇場建設など、音楽活動を支援するパトロンとして莫大な資産をつぎ込んでいきました。

政治への関心も次第になくなり、ノイシュヴァンシュタイン城、ヘレンキームゼー城、リンダーホーフ城などの豪華な城の建設にのめりこむようになりました。国民の税金を使い込み、国民から反感を買ったルートヴィヒ2世は、現実逃避や空想思考が強くなり、精神に異常をきたしていきます。

見かねた家臣たちは1886年6月12日、ルートヴィヒ2世を拘束しシュターンベルク湖畔にあるベルク城に送りました。
そしてその翌日、医師のフォン・グッデンと共に水死体で発見されました。自殺か他殺か、はたまた事故か…真相は未だ謎に包まれています。

華やかで美しい数々の城からは想像もつかない数奇な運命を辿ったルートヴィヒ2世の生涯がドラマチックなミュージカルとして公演されます。

演目:ミュージカル「ルートヴィヒ2世」
場所:フュッセン祝祭劇場
日程:2018年12月26日~2019年1月6日


【2018年12月】26日(水)14:30~&19:30~、27日(木)19:30~、
               
                          28日(金)19:30~、29日(土)19:30~、

                          30日(日)14:00~&19:00~、31日(月)20:00~

【2019年1月】  3日(木)19:30~、4日(金)19:30~、
                         
                         5日(土)19:30~、6日(日)14:00~&19:00~


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