ハンブルクとオペラ鑑賞の一人旅


本日無事帰国いたしました。
今回も天候に恵まれ(サマードレスを持っていかなくて残念に思ったくらい!)、本当に本当にステキな旅になりました。
いつも尽力いただき、心から感謝しています。
 
飛行機の乗り継ぎとか、電車の切符を買うとか・・・旅慣れた方にとっては「普通」のことなのだと思いますが
私にとっては「えんやこら」でして・・・でも、どこへ行ってもみんながとっても親切で、しみじみありがたかったです。
親切にしていただいた分を、今度は日本にきてくださる外国の観光客の皆様方に
(国内の方たちでももちろんよいのですが)たくさんお返ししなくちゃ!と思ったことでした。
 
ハンブルグ空港で「私、ハンブルグ中央駅、行きたいです」みたいなことをドイツ語で言ってみたりすると、
バスのおじさんが若い衆に命じて、その若い衆がSバーンの駅のホームまでエレベーターで連れて行ってくれて、
「チケットはここだ。ここを押して、お金はここから・・・あ、ほらお釣りとらなくちゃでしょ。
 (路線図を示して)今ここだから、いち、にい、さん、しい・・・これが中央駅。わかった?」
とまあ、万事こんな調子で・・・。(Sバーンつながったんですかね。2ユーロ70セントでした。)
ひたすらうれし涙。
 
教会の展望台に上り、倉庫街をぶらぶらし、美術館を眺め、アルスター湖畔を散策し(湖畔に一人でいるのは私ぐらいだった。日曜日だったし)、湖畔にある、我が敬愛するマエストロの母校「ハンブルグ ホッホーシューレ フューア ムジーク」の校内、教室などを勝手に見学し気がついたら7時間くらい歩き続けたけれど、楽しくてちっとも疲れなくて・・・。
 
ハンブルクのVier Jahreszeiten もとても気持ちのよいホテルでした。まじめで堅実で、でも決して堅苦しいだけれはなく、いぶし銀の輝き(という私の勝手な北ドイツのイメージ)どおりのホテルでBGMなんてまったくないロビーやカフェやレストランでは、静かにゆっくりとささやくようなドイツ語の会話があって、それがとても心地よくて。
「大人のホテル」でした。お料理もとても上品。レセプション・スタッフも穏やかに微笑みつつ見るからに「信頼できる」という雰囲気でした。
 
ヴッパタールのオペラも心から楽しみました。
ステージとホールとの一体感があるオペラハウスで、観客でいるというより参加しているという感じ・・・。よかったです。
人口36万程度の都市に、150年の伝統を持つ、フランス、イタリア、オランダや日本にも演奏旅行をするオーケストラがあって、専用のコンサートホールがありとオペラハウスができて(今回はオペラハウスオープンの記念公演だったのです)・・・マエストロもオケも地元の人々にとてもとても愛されているのがわってきました。
地方都市のマイナーなオケですが、とても評判がいいんですよ。市民とマエストロと楽団のよい関係が幸せな進化を遂げているのでしょう。
ドイツの街は本当にふところが深いですね。
 
インターシティホテルは、(前回のフランクフルトでも思いましたが)、ホテルにプラスアルファを求めない旅人には、必要かつ十分なホテルで、セキュリティもしっかりしているし、とても満足でした。何より駅から近くて助かりました。ナイスな選択をありがとうざいました。
 
そうそう・・・飛行機の旅って、本当に快適なのですね!(新幹線より揺れません。)
「長距離は通路側」、「短距離は窓側」をとってくださったので、往復ともに楽しみました。
通路側の席だと、圧迫感がなく長時間も気にならなかったです。(たまたま行きも帰りも隣の席が空席だったのが更にラッキーでした長距離フライトでは、この日のために読まないでがまんしていた本をじっくり読んで、更に大好きな妄想(?)にふけることもできたし短距離フライトでは、空からの眺めを堪能しました。くきれいでした。
(↑おやつにもらったパンを食べることも忘れてにぎりしめたまま、窓にへばりついている私を想像ください。)
 
というわけで、実は今回はいろいろとあって、わりとギリギリまで「キャンセル」が頭をかすめていたのですが
とにかく行ってよかったです。
今回も本当に本当にありがとうざました。
次回もまたよろしくお願いいたします。
 
ちょっとあいさつのつもりが長くなってめんなさい。ついついうれしくて・・・。
 
心からの感謝を込めまして。


Staff Comment
 





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ドイツエクスプレス
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